鋳物製造の材料調達から生産・後工程(熱処理など)まで一貫対応。

TECHNICAL PROPOSAL

大型加工による材料温度上昇と寸法精度保持

SUBJECT

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大型のワークは加工時の温度管理にも注意が必要です。切削加工時にはどんなワークでも、材料と刃物の摩擦により、加工温度が上昇します。
大型ワークの場合は、加工時間が長く一旦上がった材料温度が、なかなか下がりにくいという特性を持っています。
温度が上がり、十分に冷めないままに粗加工から仕上げ加工を行うと、金属の熱膨張により寸法精度が出にくくなるという問題が生じてしまいます。

SOLUTION

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大型ワークの加工時には、加工による温度上昇と材料の熱膨張を解消してやるために、十分な冷却時間を設けてやることが必要です。
切削加工工程が終わると、数時間から場合によっては半日以上冷却の時間を設け、十分に材料内部の熱を放出させてやることが必要です。
こうすることで、熱により膨張した材料が元に戻り、その状態で加工することによって、寸法精度の安定した加工が可能となります。また弊社では加工後に恒温室にて、製品の温度慣らしを12時間以上行い、3次元測定機による精密測定も可能です。

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